【シングル66】弱点保険カイリュー+癒しの願いハピナス(第11回夜空杯使用)
ポケモン | 性格 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
カイリュー | 意地っ張り | 逆鱗 | 地震 | 神速 | 龍の舞 | 弱点保険 | マルチスケイル |
ルカリオ | 臆病 | 波動弾 | ラスターカノン | シャドーボール | 瞑想 | ルカリオナイト | 不屈の心(通常時) |
ハピナス | 図太い | 地球投げ | 大文字 | タマゴ産み | 癒しの願い | 食べ残し | 自然回復 |
カバルドン | 腕白 | 地震 | ステルスロック | 怠ける | 吠える | ゴツゴツメット | 砂起こし |
ファイアロー | 陽気 | ブレイブバード | オーバーヒート | 剣の舞 | 羽休め | 青空プレート | 疾風の翼 |
ドククラゲ | 臆病 | 熱湯 | ヘドロウェーブ | ミラーコート | 高速スピン | 黒いヘドロ | クリアボディ |
第12回夜空杯で使用したパーティ。
参加者11名での総当たり戦を行い、7勝3敗で準優勝という結果を残すことができました。
概要
弱点保険カイリューとメガルカリオ、ファイアローをエースのアタッカーとして扱い、
それらが立ち回りやすくなるようにカバルドンとハピナス、ドククラゲで中盤の立ち回りを組み立てていくパーティ。
シングル6→3でよく見かける弱点保険カイリューを使ってみたいという所から組み始めました。
個別解説
■ カイリュー(意地っ張り)逆鱗/地震/神速/龍の舞@弱点保険
実数値:183(132)-187(116)-116(4)-**-131(84)-121(164)
・[+2]地震でH167-B171ギルガルドを1発(0.86〜)
・地震+[+2]地震でH207-B101マリルリを2発
・C155ゲッコウガの[珠]冷凍ビームを1発耐え(〜0.99)
・素早さ:龍の舞1回で最速メガルカリオ抜き
今回のパーティの始点。
高い耐久力によって行動回数を確保しやすいこと、そして攻撃力が高いことで序盤の削りを行いやすいのではないかと思い採用。
カイリューを迅速に処理すべく弱点を突いて倒そうとしてくる相手には弱点保険と合わせた攻撃で処理することができ、
更に高威力の先制技である神速を持っていることで終盤の詰め役も担えることからシングル66でも活躍が見込めると感じました。
序盤は弱点保険を盾に地震と神速で相手を削り、終盤に後述のハピナスで癒しの願いを受けた後に龍の舞から攻めていけると理想的。
ステルスロックがどうしても痛いので、相手のパーティにガルーラやカバルドンがいない場合は先発で出したいところ。
弱点保険が発動しないとアタッカーとしては火力が足りないので、行動回数を稼げそうなら竜の舞から削っていくのも選択肢。
その際、相手の控えにマリルリやギルガルドが見えていると逆鱗を打ちづらいのでドラゴンクローにした方が良かったかもしれません。
努力値配分はギルガルドやマリルリ、ガブリアスに勝てる最低限の攻撃を確保し、
パーティ単位で重くなるであろうゲッコウガを意識した耐久ラインと素早さを両立できる値に設定。
素早さは龍舞の使用後にガブリアスを抜ける程度であれば十分だったかもしれません。
■ ルカリオ(臆病)波動弾/ラスターカノン/シャドーボール/瞑想@ルカリオナイト
実数値:146(4)-**-108-192(252)-90-180(252)
・[+1][適応力]波動弾で215-93カバルドンを1発(0.88〜)
・[+1][適応力]波動弾で183-106ガブリアスを1発
・[+1]シャドーボール+ステロで201-101ヤドランを1発(0.87〜)
カイリューに続くアタッカー。カイリューの攻撃範囲を補完する目的が強い。
なるべくカイリューで相手をしたくないトゲキッスやニンフィア等のフェアリー、メガガルーラ、バンギラス、ヤドランを意識しています。
技構成に関して、上記のフェアリータイプを意識しているため
鋼タイプの攻撃手段として命中率の安定しているラスターカノンを採用する都合で特殊アタッカーの形に。
副産物ではありますが、天然ヌオーやHBカバルドンへの打点となったりガブリアスの鮫肌ダメージを回避することも一応可能。
シャドーボールはヤドランやギルガルドを意識していますが、この枠は怯みの追加効果のある悪の波動でも良かったかも。
瞑想は悪巧みのつもりでしたが、悪巧みがリオル限定であることを知らずに進化させたので仕方なくこうなってます。
仮想敵へのダメージは瞑想でも足りており、メガゲンガーのシャドボやメガライボルトの火炎放射による被ダメを抑えられるので悪くはないのかも。
そもそも積み技を使うタイミングがなく、無理やり使っても後続の先制技で処理されるため、削り役としての立ち回りが主でした。
スカーフサザンやゲッコウガが重かったため真空波が欲しい場面が多かったですね。あとは交代を誘いやすい性質を活かした身代わりも選択肢。
メガシンカ前の特性は不屈の心にし、先発でガルーラと対面した際の猫騙しを活かせればと思ってましたが
よく考えたら先発対面でメガシンカしたら特性が変わるのでそんなに意味がなかった。
■ ハピナス(図太い)地球投げ/火炎放射/タマゴ産み/癒しの願い@食べ残し
実数値:331(4)-**-68(252)-127(252)-155-75
今回のパーティコンセプトである「癒しの願い」を使うサポート枠。
しろたんさんが夜空杯で使用していたものを、パーティコンセプトと併せて参考にしました。
参考:第11回夜空杯 使用パーティ 〜メガバンギ軸 壁サポート〜(わぁい!ポケモンってたのしいな☆)
中盤はカバルドンと合わせた受け回しで砂ダメ、ステロ、ゴツメの蓄積を与えていき、
相手が削れてきた所で癒しの願いからカイリューまたはルカリオを復活させて終盤の詰めを行っていきます。
癒しの願い枠としてはピクシーやサーナイト、タブンネ等も候補でしたが、サポート特化にならずに立ち回れるハピナスが適役だと判断しました。
パーティ単位でメガリザードンYやゲッコウガが重めだったので特殊耐久が欲しかったのもあります。
技構成については癒しの願いとタマゴ産みの2枠をまず確定させ、
残りは対ギルガルドを意識した炎技とニンフィア等の特殊アタッカーに対する打点となる地球投げを選択。
地球投げの枠は相手のカバルドンやガブリアス、サザンドラに有効な冷凍ビームの方が適してると思います。
努力値配分は細かい調整を施さずにBCの2点振り。持ち物はフリーだったため余っていた食べ残しを選択。
特性や技構成を含め考えが定まっていなかったため、天の恵みにして中盤の削り役として扱うのも悪くなさそうです。
■ カバルドン(腕白)地震/ステルスロック/怠ける/吠える@ゴツゴツメット
実数値:213(236)-133(4)-187(252)-**-94(12)-68(4)
ハピナスと組ませて中盤の立ち回りを組み立てる枠。ステロ要員も兼ねてます。
また竜舞バンギラスやメガプテラが重めなので、それらの攻撃を受けつつゴツメで蓄積を与えていきます。
技はバンギやギルガルドへの打点となる地震、受けとして運用するための回復手段として怠ける、
カイリューやルカリオ、ファイアローへのサポートになるステルスロック、挑発がない鬼火ファイアローを強引に交代させる吠える(吹き飛ばし)を選択。
吠えるの枠は蓄えるやストーンエッジ、岩石封じでも良さそうです。
蓄えるがあると特殊ギルガルドに対して突っ張れるようになる…かもしれない。
努力値配分はHBベース。Dに若干振り分けられているのはギルガルドのシャドボによる被ダメを気持ち減らすため。
■ ファイアロー(陽気)ブレイブバード/オーバーヒート/剣の舞/羽休め@青空プレート
実数値:173(156)-121(156)-97(44)-85(4)-89-181(148)
・[+2]ブレイブバード+ステロでH183-B116ガブリアスを1発(0.86〜)
・オーバーヒート+ステロでH145-D90ルカリオを1発(0.86〜)
・オーバーヒートでH181-D137ナットレイを1発
・素早さ:最速メガルカリオ+1
バシャーモやメガヘラクロスを初めとした格闘タイプ、スカーフ持ちの高速アタッカーを倒すためのアタッカー枠。
メガルカリオがスカーフ持ちに倒された場合はそのまま剣舞ファイアローの起点にしてガンガン殴っていきます。
努力値配分は攻撃面のラインを最低限確保し、残りを素早さと耐久面に配分。
素早さはオーバーヒートを使う都合で最速メガルカリオを抜けるラインにしましたが、恐らく170〜173でいいと思います。
剣舞ブレバで相手の耐久寄りなファイアローを倒せなかった場面があったので、攻撃は最大まで上げてもよさそう。
技構成はアタッカー寄りに立ち回れるものを選択。
オーバーヒートは相手の鋼タイプに対して消耗せずに処理できる攻撃手段として試験的に採用。
実際に使う場面こそあったものの、ギルガルドを殴れなくて使いづらかったので普通にフレアドライブで良かった。
もしくは後出しバンギやギルガルド対面で撃てる鬼火、蜻蛉帰り辺りでしょうか。
スカーフ持ちやマリルリ等の遅い先制技持ちを相手に確実に動けるのは非常に心強かったですね。
シングル66だと刺したい相手に対して確実に出すことができるので6→3よりも機能する場面を作りやすかったように感じます。
■ ドククラゲ(臆病)熱湯/ヘドロウェーブ/高速スピン/ミラーコート@黒いヘドロ
実数値:183(220)-**-87(12)-103(20)-141(4)-167(252)
・熱湯でH164-D116ゲンガーの身代わりを1発
最後に高速スピン要員としてドククラゲを採用。
カイリューやファイアローを採用する都合上、ステルスロックがない盤面を作るために高速スピンが必要不可欠であると判断しました。
その中でも、ドククラゲはカイリューの苦手なフェアリーに弱くないスピン要員としてパーティと相性がいいと思います。
技構成はしんめーさんが使用していたものを拝借。ミラーコートは実際にメガゲンガーを処理する際に役立ちました。
参考:第10回夜空杯 使用パーティ(ビールうんめー)
ヘドロウェーブはマリルリへの打点として確保、熱湯は交代を誘いやすい性質と併せて相手に火傷の蓄積を与える手段となります。
ステロ要員である相手のガブリアスを誘いやすいので、サザンドラへの打点も兼ねた冷凍ビームが欲しい場面が多かったですね。
また努力値配分も見直しの余地あり。鬼火羽休めのファイアローにタイマンで負けそうになったので、Cを上げるか波乗りの採用を検討してもよさそう。
最後に
「やりたいことをやる」という構築コンセプトを元に組むことができ楽しかったです。
ニョログドラという経験則に頼ったパーティばかりを使っていたのもあり、日頃使わないようなポケモンばかりで回していてとても新鮮でした。
それでは今回はここまで。
主催運営のくろばさん、しんめーさん、並びに参加者の皆さんお疲れ様でした。
.