ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ニョロトノ | 脱出ボタン | 波乗り | がむしゃら | ほろびのうた | 守る | 雨降らし |
キングドラ | 拘り眼鏡 | 波乗り | ハイドロポンプ | 流星群 | 寝言 | すいすい |
ランドロス | 拘りスカーフ | 地震 | 蜻蛉帰り | 叩き落とす | ストーンエッジ | 霊獣フォルム |
ガルーラ | ガルーラナイト | 捨て身タックル | 猫騙し | 地震 | 岩雪崩 | (メガ前)きもったま |
ボルトロス | 命の珠 | 10万ボルト | めざめるパワー飛行 | 気合玉 | 悪巧み | 霊獣フォルム |
ソーナンス | オボンの実 | カウンター | ミラーコート | アンコール | 道連れ | 影踏み |
第3回あめおふ!にて使用したパーティ。
結果は予選チノブロックを6勝3敗で単独1位通過、決勝戦にてビーンさんに敗れて準優勝に終わりました。
概要
雨選出である「脱出ボタンニョロトノ+キングドラ」のお供としてメガガルーラを採用することから組みました。
これは霊獣ランドロスやスイクンの増加により、今まで使い続けていたスカーフランドロスとの組み合わせで立ち回ることが厳しいと感じたためです。
メガガルーラの猫騙しで相手を怯ませながらダメージを与える立ち回りが、スカーフランドロスの蜻蛉帰りを再現できると思い立ったことから考え始めました。
スカーフランドロスとの違いは拘っていないことによる小回りが利く点をはじめ、キングドラの苦手なニンフィアやサーナイトを倒せる点、
ギルガルドの影打ちが効かない点、4倍弱点がないことで1発で倒されづらい点などが挙げられます。
またメガガルーラは単体で相手を1体倒す火力にも長けており、キングドラの攻撃と併せて相手を倒すスカーフランドロスと比べた大きな利点でもあります。
これにより雨選出をしない場合でも自身をエースとして採用できるため、パーティ全体のパワーを高い水準で確保することに繋がっています。
残りの2枠に関しては、メガガルーラの苦手なポリゴン2やナットレイ、ヘラクロス、
そして天敵であるバシャーモをケアする目的で霊獣ボルトロスとソーナンスを採用する形を取りました。
余談ですが、2年前に優勝という結果を収められた第6回キツネの社mfで使用したパーティと5体がほぼ同じ構成になりました。
個別解説
■ ニョロトノ(図太い)波乗り/がむしゃら/滅びの唄/守る@脱出ボタン
実数値:187(172)-**-121(116)-115(36)-125(36)-109(148)
・[雨]波乗り+C160キングドラの[雨][眼鏡]ハイポンでH202-D151ニンフィアを2発
・[雨]波乗りでH185-D90ファイアローを1発
・C178ニンフィアの[眼鏡][スキン]ハイパーボイス+ステロを1発耐え(〜0.99)
・C173ライボルトの10万ボルト+ステロを1発耐え(〜0.98)
・C187ライボルトの10万ボルトを1発耐え
・素早さ:素早さ無振りクレセリア+α
努力値配分は8月のシングル厨オフで使用したものから素早さを削り特攻へ配分したものに変更。
元々は眼鏡オムスターとの連携を意識(※9月に行われた第12回キツネの社mfで使用)した変更でしたが、
波乗りのダメージが増えることでギルガルドやニンフィア、クレセリアを倒しやすくなると判断し、同じものを使用しました。
メガガルーラがいるにもかかわらず対ニンフィアを意識しているのは、ニンフィアがバシャーモやゲンガーと組まれることを想定したため。
ガルーラ+ニョログドラの選出ではこれらのメガ進化ポケモンが重くなるため、霊獣ランドロスでケアしてあげる必要が出てきます。
■ キングドラ(控えめ)波乗り/ハイドロポンプ/流星群/寝言@拘り眼鏡
実数値:151(4)-**-117(12)-160(244)-116(4)-136(244)
・[雨][眼鏡]波乗りで157-116クチートを1発
・[雨][眼鏡]ハイドロポンプで181-120ガルーラを1発
・[雨][眼鏡]ハイドロポンプ+A191ランドロスの蜻蛉帰りでH183-B171-D126ヘラクロスを2発
・A146ファイアローの[鉢巻]ブレイブバードを1発耐え
・素早さ:最速[メガ]バンギラス+1
シングル厨オフに引き続きCSベースの眼鏡持ちを使用。
クレセリアへのダメージ量を意識し、耐久から火力へ配分してほぼCS252振りに戻ってきました。
9月に行われた第12回キツネの社mfでは眼鏡オムスターに変えて回したりしていましたが、
ガブリアスやキノガッサ、バンギラスがいるパーティに対して雨選出ができなくなることが不便に感じキングドラを使用。
オムスターは相手の持ち物次第では行動することすらできないリスクが伴っており、自分の構築方針には合わないと感じました。
技構成では龍の波動の枠を寝言に変更。最も使用機会がなく、また壊滅的な催眠耐性は補っておきたいと判断しての変更です。
実際に、キノガッサ入りのパーティに対してランドニョログドラで選出した際に
先発ランドロスvsキノガッサの対面で蜻蛉帰りからキングドラを出し、胞子を受けて寝言で倒す場面が多かったのでこの選択はマッチしていました。
あめおふの決勝戦でも寝言のお陰でキノガッサを倒すことに貢献してくれました。
■ ランドロス(陽気)蜻蛉帰り/地震/叩き落とす/ストーンエッジ@拘りスカーフ
実数値:165(4)-191(204)-117(52)-**-101(4)-156(244)
・A182ガブリアスの[−1]逆鱗を2発耐え(1.00×2以外)
・地震でH183-B116ガブリアスを2発
・素早さ:最速ビビヨン+1
パーティ単位で苦手なメガゲンガーやメガバシャーモに対して比較的有利に立ち回れるポケモンとして採用。
技構成および努力値配分に変更はありません。
強いて言うならば、竜舞持ちのメガバンギラスが非常に重いため馬鹿力が欲しかったです。
(※ランドロスを1体しか持ってなくて用意できない)
威嚇によって相手のガブリアスやバシャーモ、クチート等の攻撃を落とすことで、
ソーナンスやニョロトノ、ガルーラの負担を軽減するといったサポート役としての起用が多かったです。
スカーフランドロスは相手を倒すことで自身が起点になってしまう致命的な弱点を抱えているものの、
今回はその弱点をソーナンスやガルーラによってケアする形を組むことができた…のかもしれません。
■ ガルーラ(陽気)捨て身タックル/猫騙し/地震/岩雪崩@ガルーラナイト
実数値:(通常時)181(4)-147(252)-100-**-100-156(252)
実数値:(メガ時)181(4)-177(252)-120-**-120-167(252)
・[親子愛]捨て身でH202-B86ニンフィアを1発
・[親子愛]捨て身+C160キングドラの[雨][眼鏡]ハイポンでH227-B189-D151クレセリアを2発
・[親子愛]岩雪崩×2+[親子愛]地震で167-170ギルガルドを3発(高乱数)
・[親子愛]地震+C115ニョロトノの[雨]波乗りで167-171-171ギルガルドを2発
今回の主役。
採用理由については概要で触れた通り、ランドニョログドラで対応が難しかった特殊フェアリーやクレセリアに強いことや
ニョログドラと組み合わせて強い勝ち筋を作れること、自身がエースとして立ち回れること等。
努力値配分はAS252振り。相手のガルーラやリザードン、サーナイト、霊獣ランドロス等に後手に回ることを避けたかったので最速です。
懸念される攻撃面に関しては、キングドラの攻撃を合わせたダメージ計算を行い大きな影響がないと判断。
ガルーラで倒せる相手を増やした方がキングドラをフォローするという採用理由を満たすことに繋がっています。
耐久面に割いていないのは、ガルーラで倒せないポケモン(ラティオス、霊獣ボルトロス、ガブリアス、ゲンガー等)に対して
控えの霊獣ランドロスやキングドラ、ソーナンスで倒すことを想定しているため。
味方のこれら3体はいずれもガルーラより速い低耐久アタッカーを倒す性能に長けており、逆に高い耐久で行動回数を稼ぐポケモンが苦手です。
つまり、自身より遅いポケモンに強いメガガルーラと組み合わせることで自然に相互の弱点を補完し合う形を組むことができています。
以前メガガルーラを主軸に電磁波ラティアスでフォローするパーティを使っていましたが
あらゆるポケモンをガルーラで倒すよりも、苦手な部分は大人しく控えのポケモンでフォローした方がガルーラの持ち味を活かしやすいと感じました。
一時期Twitterで見かけていた「シングルのメガガルーラは補完で採用するポケモン」という見方は、恐らくこういった要素によるものなのかなと。
技構成は、ガルーラの採用理由となる猫騙し、クレセリアやニンフィア、ガルーラ等へのダメージソースとなる捨て身タックル、
ギルガルドやバンギラス、クチート等に有効な地震、そして最後に岩雪崩としました。
猫騙しはトリックルームや壁、追い風などのターンが有限である戦術に対する時間稼ぎとしても重宝する技。
ニョロトノもしくはソーナンスが控えていることが多く、自然とこれらに対する回答を用意することができました。
岩雪崩の枠は冷凍パンチや炎のパンチ、けたぐり、グロウパンチなど様々な技を試していました。
レート対戦で試運転をしていた際に、ガルーラに対して後出しされるポケモンが総じて遅く(クレセリア、スイクン、ギルガルド、ポリゴン2等)、
それならば試行回数を稼ぎつつダメージの蓄積を与えられる岩雪崩が有効な場面が多いのではと感じたのがきっかけ。
耐久に振られたクレセリアやスイクンはガルーラへ与える負担が少ないことから岩雪崩の試行回数も稼ぎやすく、
メガ進化をせずに猫騙し→岩雪崩→残りHPが5割付近になったら捨て身タックルで処理、といった処理フローを組むことにも寄与してくれました。
ギルガルドに対しても、シールドフォルムを岩雪崩2発+地震で高確率で倒せるため、
岩雪崩で1度でも怯ませることができればガルーラでそのまま倒すことが可能となります。
割と運任せな部分はありますが、相手の受けに来る立ち回りを逆手に取ることができるため理に適った選択であると考えています。
他にも気休め程度ではありますが、叩き落とすを撃たれづらいこともメガガルーラの長所でしょうか。
これにより、ローブシンやランドロスに対してニョロトノの脱出ボタンやソーナンスのオボンの実を失わずに繋ぐフローを組めます。
もちろん実際に打たれたら不発に終わるものの、相手もガルーラの攻撃で痛手を負う可能性があるため
スカーフランドロスと違って対面で叩き落とすを選択することにリスクが伴うのではないかと。
■ 霊獣ボルトロス(臆病)10万ボルト/めざめるパワー飛行/気合玉/悪巧み@命の珠
実数値:155(8)-**-90-196(248)-100-168(252)
ここまでの4体では相手のポリゴン2が壊滅的に重かったので霊獣ボルトロスを採用。
当初はチョッキローブシンやキノガッサ、バシャーモでの対処を考えていたものの、悪巧み+気合玉でゴリ押すことにしました。
また、メガリザードンYやスイクンに強い枠でもあります。
なお、メガフシギバナやメガヘラクロス、キノガッサ、ローブシンへの攻撃手段に乏しい為めざ飛行個体を使用。
努力値配分はCS252ベースの配分。
悪巧み+10万ボルトでクレセリアを削ったり、悪巧み+めざ飛行でグライオンを倒したりすることも兼ねているため
ボルトロスで倒せる範囲を広げることを極力意識しました。
悪巧みメインで攻める場合は主にソーナンスのアンコールから繋ぐ形で立ち回ります。
なお霊獣ボルトロスでは相手のライコウが非常に重くなるので、その場合はメガガルーラで強引に処理しに行くことも。
逐電で電気技を誘いづらい性質を利用して後出しできるため、この点は霊獣フォルムで採用するメリットにあたると思います。
■ ソーナンス(図太い)カウンター/ミラーコート/アンコール/道連れ@オボンの実
実数値:284(148)-**-121(252)-**-92(108)-53
・A182ガブリアスの[鉢巻]逆鱗をオボン込み2発耐え(高乱数)
・A182ガブリアスの逆鱗をオボン込み3発耐え(高乱数)
ここまでの5体ではバシャーモやガブリアスへの耐性が壊滅的だったのでソーナンスを採用。
この枠は他にチョッキローブシンやピクシー、クレセリア、ファイアローが候補に挙がっていました。
主にガルーラの控えに置いて扱い、ガルーラより速いアタッカーやトリックルームを持っていそうなクレセリアへ出していきます。
基本的には反射技と道連れによる1:1交換を狙っていきますが、補助技を固定できた場合でも
メガガルーラを無償で出したり、ボルトロスが悪巧みを使う機会を作ったり等の付加価値に繋がっています。
努力値配分はBW2で使っていたものを流用。
仮想敵にガブリアスも含まれるため、実際に使う場合は特防を2削ってHPへ配分する方が良いかと思われます。