テクニシャンキノガッサ入りニョログドラ雨パ
ルール:レーティング準拠の見せ合いありシングルバトル6→3
※キノガッサの個別解説を編集しました。(07/09)
ポケモン | 性格 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 備考 |
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キノガッサ | 意地っ張り | マッハパンチ | タネマシンガン | 剣の舞 | キノコの胞子 | 命の珠 | テクニシャン |
ニョロトノ | 控えめ | 波乗り | 凍える風 | めざめるパワー炎 | 滅びの唄 | 達人の帯 | 雨降らし |
キングドラ | 臆病 | 竜の波動 | 波乗り | 流星群 | ハイドロポンプ | 拘り眼鏡 | すいすい |
ラティオス | 臆病 | 竜の波動 | サイコショック | 波乗り | 瞑想 | ラムの実 | |
ヒードラン | 臆病 | 火炎放射 | 竜の波動 | ステルスロック | 吠える | 風船 | |
ガブリアス | 陽気 | 逆鱗 | 地震 | ダブルチョップ | 寝言 | 拘りスカーフ | 鮫肌 |
BW2にて新たに追加された教え技の凍える風に注目し、
凍える風ラティオスの組み方をニョロトノによって再現できるのではないかと思いパーティを組みました。
個別解説
■ キノガッサ(意地っ張り)タネマシンガン/マッハパンチ/剣の舞/キノコの胞子@命の珠
実数値:135-200(252)-101(4)-**-80-122(252)
・AS252振り
・177-136ハッサムを[+2][珠]マッハパンチ+1/8ダメ×2で確定1発
・155-101-130ラティオスをマッハパンチ+140ニョロトノの[帯]凍える風×2で最低乱数×3以外3発
・155-101-130ラティオスを[+2]マッハパンチ+146キングドラの[雨][眼鏡]波乗りで確定2発
・155-101-130ラティオスをマッハパンチ+171ヒードランの竜の波動+ステロで最低乱数×2以外2発
・167-97ボルトロスをマッハパンチ+173ガブリアスの逆鱗で最低乱数×2以外2発
軸となるポケモン。今回は一番最初に解説したいと思います。
隠れ特性であるテクニシャンが解禁され、使用感を試そうと思ったのが構築のきっかけ。
その際に思い浮かんだのが上記URLにもある凍える風ラティオスと併用したキノガッサ入りニョログドラ雨パでした。
趣旨としては、高くない素早さを補助する凍える風を使い先制でキノコの胞子打てる対象を広げようというもの。
実質1体分を機能停止状態に追い込むことができ、更にそこから自身の勝ちパターンに持っていける戦術です。
前回と違いキノガッサ自身の性能を攻撃面に特化しており、
1体を眠らせた後に剣舞を使用することで強力なアタッカーとしての性能を得られます。
技はまず相手の1体を機能停止に追い込みやすいキノコの胞子。
次に自身の素早さの低さをカバーしつつアタッカーの性能を得られるマッハパンチと剣の舞。
そして、テクニシャンの恩恵を得られるタネマシンガンの順で決定。
タネマシンガンは3発以上当てられれば種爆弾以上の火力を引き出すことができます。
主に自身より遅いブルンゲルやローブシン、カバルドン、
またキノガッサに有効な打点を持たない熱湯のみのスイクンに対して有効。
パーティを組む始点は剣舞キノガッサですが、決して楽に2〜3タテできる性能ではなく
最終的に珠マッハパンチを一貫させることを意識して選出することもあります。
これはキノガッサ自身の耐久の低さ(耐性も含む)から剣舞を安全に積みづらく、
また素早さが低いことでキノガッサが何もせずに倒される場合が多いためです。
更に似た性質を持つ珠ハッサムとは違いタイプ一致先制技を半減される相手が多く、
特にラティオスやボルトロス、カイリューに半減されてしまう弱点も。
そのため、上記の仮想敵一覧にあるように他のポケモンの攻撃技と組み合わせることで
キノガッサのマッハパンチで最終的に対処できる態勢を整えるよう意識したい。
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■ ニョロトノ(控えめ)波乗り/凍える風/めざめるパワー炎/滅びの唄@達人の帯
実数値:173(60)-**-103(60)-140(144)-121(4)-120(240)
・155-93キノガッサを凍える風で0.85-0.86の乱数×2以外2発
・155-101-130ラティオスを凍える風×2+200キノガッサの[珠]マッハパンチで最低乱数×3以外3発
・197-106ユキノオーを凍える風+めざ炎でめざ炎の最低乱数以外2発
・200キノガッサの[鉢巻]ローキックを最高乱数以外1発耐え
・凍える風1回込みで最速111族+1
雨降らし要員ですが、今回はキノガッサとの連携を重視した採用となります。
それにより天候を取ることの優先度が下がったため、ニョロトノに対して後出しされるであろうポケモンを意識した構成となりました。
キノガッサに繋ぐことが第一の採用理由なので凍える風がまず確定。
マンムーを凍える風→波乗りで倒せたり、またカイリューに2回目の竜の舞を許さない等といった強みもあり
相手を妨害するための手段として凍える風は面白いスペックを持っているように感じます。
達人の帯によるダメージの蓄積も強力で、後述のキングドラやキノガッサとの連携で相手を削ることも可能。
耐久面は信用ならないため、なるべく有利な対面を作った上で凍える風を撃つ体制に移りたいところです。
めざ炎は実質ユキノオーピンポで撃つ技なので、この枠は他にがむしゃらや毒々、アンコールも候補。
パーティ内にヒードランがいることでユキノオー入りに対してニョロトノを出す機会がないので、
ヒードランの枠をどうするかによって技が変わってくるかと思います。
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■ キングドラ(臆病)竜の波動/波乗り/流星群/ハイドロポンプ@拘り眼鏡
実数値:151(4)-**-116(4)-146(244)-116(4)-150(252)
・A100-C158ユキノオーの吹雪+氷の礫+霰×2を最高乱数×2以外2発耐え
・155-101-130ラティオスを[雨]波乗り+200キノガッサの[+2][珠]マッハパンチで確定2発
・191-106ガブリアスを[雨]波乗り+1/8ダメージで確定1発
メインのアタッカー枠。
珠キングドラを使っていて眼鏡波乗りの強さを改めて実感したので再び眼鏡を持たせました。
今までに組んだ眼鏡キングドラ入りと同じく、キングドラを選出する際には眼鏡波乗りをどう一貫させるかを意識したい。
最速にしているのは数が増えるであろうマンムーに先制で攻撃したいため。
キノガッサを軸に添えたことでマンムー耐性が脆くなったので、タイマンで動ける駒を極力確保するよう心がけました。
火力方面には特に不便さを感じていませんが、控えめキングドラの火力が時々懐かしくなります。
教え技が解禁されたことで寝言を手軽に仕込むことが可能となりましたが、
どの技にもそれぞれ明確な採用理由があるため優先度は低いかなと。フシギバナを強く意識しての採用はアリだと思います。
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■ ラティオス(臆病)竜の波動/サイコショック/波乗り/瞑想@ラムの実
実数値:165(76)-**-101(4)-170(156)-133(20)-178(252)
・177ボルトロスのめざ氷を最高乱数×2以外2発耐え
・155-101キノガッサをサイコショックで最低乱数以外1発
・325-62[輝石]ラッキーを[+2]サイコショックで確定2発
・193-127ヒードランを波乗りで最低乱数×2以外2発
・227-165クレセリアを[+2][雨]波乗りで高乱数2発
当初は壁ラティオスでキノガッサのサポートに特化した立ち回りを考えていましたが、
キノガッサへの比重を大きくした際にサンダーやヒードラン、クレセリア等が非常に重くなるため
最終的に瞑想を搭載した構成となりました。耐久に振った瞑想ラティオスが最近のマイブームです。
サイコショックはラムの実と合わせてキノガッサを見られるように。
サンダーやボルトロスの電磁波、スイクンの毒々に耐性が生まれたことで行動に余裕を持てる副産物つき。
特に意識はしていませんでしたが、自然と受けループに対して戦える技構成になりました。
波乗りの枠はめざ炎と選択ですが、今回はヒードランが尋常じゃなく辛いので波乗りにしています。
本当は壁や置き土産、凍える風など色々な技を仕込みたかったのですが、他の枠も考慮すると難しい部分がありますね。
ラティオスは「できること」が多い故に、自分で使う側に立つとそれら全てを満たせない窮屈さを感じてしまいがち。
ニョログドラ雨パの縛りを取っ払えばもっと自由に構築できるのかもしれませんが…。
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■ ヒードラン(臆病)火炎放射/竜の波動/ステルスロック/吠える@風船
実数値:183(132)-**-127(4)-171(164)-127(4)-135(204)
・182ラティオスの眼鏡波乗りを確定1発耐え
・155-101-130ラティオスを竜の波動+200ガッサの[珠]マッハパンチ+ステロで最低乱数×2以外2発
・最速70族+1
いつものハッサム枠に入ったのはヒードラン。
最後に決まったのがこの枠で、5体の枠に入らなかったステルスロックを強引にヒードランで補うことにしました。
キノガッサを中心に展開しようとした場合、気合の襷やマルチスケイル等を無効化する手段が必要なので
珠ハッサムを運用する時と同じ要領でステルスロックによるダメージ補助が重宝します。
技構成については、まず火炎放射が対キノガッサを初めとする草タイプ全般への攻撃手段として入ります。
確実に対処しなければならない相手が多いため命中率を考慮しています。
竜の波動はラティオスにダメージを与えるために必要。竜の波動でダメージを与えることで
後続のキノガッサが剣舞を積まずともラティオスを処理する選択肢が得られるため立ち回り自体に幅が生まれます。
残り1枠に何を入れるか考えた末に吠えるを試験的に入れてみました。
スイクンやガブリアスを身代わりごと吹き飛ばしたり、またハッサム等との対面を作れた際に
吠えるを連打しながらステルスロックのダメージを蓄積させていくことが可能となります。
こうすることで後続のキノガッサやガブリアスの攻撃を一貫させやすくなるメリットも。
配分は非常にギリギリのラインとなっており、まず先述の竜の波動に合わせた特攻の値に設定。
次にキノガッサに最低限先制できるよう135にし残りをHPに振ることでラティオスの眼鏡波乗り耐えを確保。
そのためラティオスに対して竜の波動を1回撃つことが可能となります。
もし眼鏡持ちならそのまま倒してもらいキノガッサの起点にすることも可能。
拘っていない場合が厄介ですが、再度波乗りを強制することでこちらがやや圧力をかけているはず。
またユキノオーに対しても非常に強く、ステルスロックを絡めることでウルガモスにも抗えます。
ボルトロスに有効なダメージ源を持っている貴重な鋼タイプでもあるため雨との相性も良いと感じました。
唯一気になるのが対スイクン性能の貧弱さで、パーティ全体が苦手とするスイクンに何もできないため
ヒードランの選出が枷となってしまう場面も見られました。
BW以降でヒードランを初めて使いましたが、やることを予め決めておくことで使いやすくなるように感じました。
吠えるが有用なのは十分に体感できたので技の使用タイミング等を見極められるようになりたいところ。
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■ ガブリアス(陽気)逆鱗/地震/ダブルチョップ/寝言@拘りスカーフ
実数値:184(4)-173(180)-124(68)-90-106(4)-169(252)
・200ハッサムの[鉢巻]バレットパンチ+204カイリューの[1.5倍]神速を最高乱数×2以外2発耐え
・200キノガッサの[+2][珠]マッハパンチ+1/16ダメを確定1発耐え
・167-97ボルトロスを逆鱗+200キノガッサの[珠]マッハパンチで最低乱数×2以外2発
・209-116ガブリアスを逆鱗で0.88以上の乱数で1発
・135-101キノガッサを逆鱗+1/8ダメージで0.87以上の乱数で1発
ガブリアスはラティオスや竜舞カイリュー、ボルトロスに強いポケモンとして採用。
鮫肌による擬似ステルスロック効果も見込めるため、カイリューに非常に強いポケモンとして雨パとの相性も良いです。
配分はまず霊獣ボルトロスや竜舞ボーマンダを意識して最速を確定。
次に鉢巻ハッサムと竜舞カイリューに照準を合わせた物理耐久にし、
最後に残りを攻撃に振り分けることで上記の仮想敵に一覧にある火力水準を得ることができました。
技は必要最低限のタイプ一致技3つ+催眠へのささやかな抵抗として寝言ですが、
寝言が有効に働く場面はそうそう起こりえないと感じたため火炎放射やストーンエッジで良いかと思います。
雨パが苦手とするラティオスやボルトロスを先制で攻撃できる強みもあり、
常に上から殴り続ける状況を作り出せることから他のポケモンと連携して相手を倒すことが容易ですね。
更にキノガッサやキングドラと同様にガブリアス自身の攻撃を一貫させることも可能となり
攻撃範囲の広さだけでなく幅広く対応できる攻撃スペックの高さを感じました。
拘ることで相手の鋼タイプがやや辛くなるため、鮫肌や他のポケモンを上手く絡めて削りに行きたい。
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簡単な解説でしたが以上となります。パーティ内の攻め方としてはいつも通りの方針でしたねw
新要素を取り入れつつ新たな形を組むことができたので、
機会があれば引き続きこのパーティに手を加えていきたいと思います。
もちろん、これだけでなくニョログドラ雨パやその他の形を考えていく始点になれたらいいかなと。
物理耐久が高くてかつ水タイプの技に耐性のあるポケモン全般を特に苦手とします。
代表的なのがスイクンとフシギバナ。これらに対してラティオスが有効に働く場面も多いですが、
控えにハッサムやヒードラン、バンギラス等がいる場合が多いため立ち回りが難しくなります。
またマンムーも苦手。単純に氷技が一貫しやすいのに加えて物理耐久も低めなので
マンムーを倒すのに被る損害や氷の礫で受けるダメージ量が痛手となりやすいです。
鋼タイプにハッサムではなくヒードランを採用したのも対マンムーの弱さに拍車をかけていますね。
穴は非常に多く、考えもまだ十分にまとまってはいないパーティですが
BW2環境での1つのアイディアとして簡単に記事として書かせて頂きました。
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